三山書店 | 店舗紹介

井尻駅前バス停すぐそば、井尻商店街を1945年より見守り続けてきた、昔ながらの本屋さん。BGMはなく、静かな時間が流れています。

店主の山口さんは2代目。お父様の跡を継ぎ、昭和・平成・令和と井尻商店街で「皆さんが喜ぶ本」「井尻に合った本」達と共に時を刻んできました。

学校教科書の取扱店ですが、「井尻に合った本」を選んで店頭に並べています。

週刊誌、マンガ、小説、エッセイ、専門書、地図、辞書などなど。

「マンガばかりでもダメだし、専門性の高い本ばかり置いてもダメ」とお話されていました。どんな本が好まれているのか考えながら、日々入荷してくる本を見て置いているそうです。

ほぼ年中無休で10：00〜19：00までお店を開けている山口さん。「よっぽどの悪天候でなければ開けているよ」とのこと。

今は電子書籍や通販が当たり前の世の中になり、本屋さんが少なくなっていることに対しては「本は紙じゃなきゃダメだということはない」と話されていました。

多様化し、変化の速いこの時代にあって、ゆっくりとした時間が流れる本屋の店主として商店街と共にある山口さんの言葉には重みがあります。

「今は南区井尻だけど、昔はここは”筑紫郡曰佐村”だったんだよ。」「曰佐の”曰”は、漢文の”子、曰く”からきているんだ」等々興味深いお話がたくさん！

タモリさんの人気NHK番組を思い起こすような昔の井尻の話を、山口さんは聞かせてくださいました。

本を買うだけではなく、ゆっくりとした時間を本との出会いに費やしたい方にオススメの本屋さんです。

井尻の昔の姿を知りたい方にも、もちろんオススメですよ！

井尻在住主婦

W・A